メンバーは、いつもお世話になっているM師匠に、いつもの
ヨウメイさんの三人。この前の
雪彦山と同じメンバーです。
4:55 赤岳山荘を暗い中ヘッデンを点けて出発。まずは北沢を赤岳鉱泉に向かいます。林道には殆ど雪はなし、一部凍結しているのでスッテンコロリンに注意しながら進みます。
赤岳鉱泉に近づくと共に雪が増えてきますが、まだ全然少ないです。今年は少雪なのか?これは非常に
HellBent的に残念なこと。6:12 赤岳鉱泉到着15分程一服し行者小屋方面へと。
中山乗越で登山道から外れ、25分程そこそこ急な樹林帯を進むと中山尾根取り付きの下部岩壁が見えてきます。アイゼン、ピッケル、ハーネスなんかの登攀具を身に付け、取り付きへと。
1パーティーが、クライミング開始ってところでした。じっとガマンの待ちです。風こそ余り吹いてませんが、日陰で結構寒い。
ここは、ヨウメイさんとかなりキワドイY談で体の下部の方からのホッカホカを狙いますが、もう枯れススキの僕らではそうそう熱くなりません。
でも、今回はトッテオキを持参。ハードシェルジャケットの上に、ヨメの目を盗んで買った
MILLET BELAY DEVICE JKTを羽織ります。
このジャケット、まぁそこそこ小さくパッキング出来ますし、ダブルファスナーのお陰で下のファスナーを上げれば、ビレイループが出てビレイの邪魔にならない。PのDみたいに、僕が行くような山では無駄にデカクないし、NのBみたいに濡れる可能性があるのに、なぜか?ダウン、じゃない。安いし絶妙な保温性だし、これはホント家庭内的危険を犯してまで・・いい買い物でした。が、ただ一つ残念なのがフードが小さいのでヘルメットの上に被るとかなりキツイです。というか無理。ってアフィぽい話は置いといて、、、。
1時間程待っていよいよ登攀開始です。雪と氷が付いておらず、ピッケルとアイゼンなんかよりも、素手とクライミングシューズの方が全然登りやすそう。という言い訳は置いといて、なんとかガリガリさせながらヨジリます。もちろん、当然、全ピッチ、M師匠がリード。
下部岩壁1P目は、一段右に降りたガリー状から取り付きます。最初の出だしにチョイと苦しみましたが、あとは順調に。
2P目は、目前の岩を右に巻くルート。
壇蜜バリの大股開きで、右脚痙攣一歩手前で、なんとかクリア。写真はヨウメイさんの大股開き超激レア写真。
あとはコンテで結構急な雪稜を進み、上部岩壁取り付き。
上部岩壁1P目。一番の核心部です。ここでアンダーとったらバランス崩してまんまと落ちてしまいました。そんな、激レアな瞬間を、たまたまヨウメイさんが動画を撮ってくれていました。ヨウメイさんのネイティブな今立弁と共に僕のヘタレなヨジリをご堪能下さい。
2P目は、やや被りの凹角。ブタの鼻にアイゼンの前爪を引っ掻けてグリグリと這い上がります。
後は、楽しく景色を楽しみながらの岩稜歩き、緊張のバンドを進み縦走路へと。11:36 クライミング終了。
ロープをしまい、真っ青空の下、山々を眺めながらのランチ。天気が良いんで、硫黄岳経由で下山することに。
12:26 横岳頂上。13:13 硫黄岳頂上。風もなく最高です。これで阿弥陀から硫黄岳までの線が繋がりました。
14:41 赤岳鉱泉 10分ほど休憩して、16:06 赤岳山荘。最高天気の中、念願だった中山尾根を登れて、ホント楽しい登山でした。そして、メンバーみんな無事に楽しめたことがナニヨリです。
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