はくさんるん

koji

2013年05月26日 22:57

2013年5月25日 白山


この時期になると疼くんですよ。白山に登りたくて登りたくてモゾモゾしちゃうんです。そんな訳で、いつものメンバーでちょっくら残雪白山に登ってきました。


まだ、別当出合は車で行けます。大きな広い駐車場は空き空き。ちょっとでも歩きたくない人は、駐車場に降りる手前の路肩に駐車。こちらは大分混んでいました。

前回、山スキーで来た時は、踏み板がなく恐怖の吊橋渡りでしたが、今回は当然設置済み。あんなにあった雪も殆ど消えていました。 5:50 別当出合出発です。

中飯場辺りまでは、夏道をテクテクと。雪も消えています。そうそう、5/25 現在、まだ水は出ていませんでした。当然、室堂でも。これから登られる方は気をつけてください。

中飯場を越えた辺りから雪が出てきました。夏道は雪の下。ショートカットの直登ルートが続きます。トレースもあって、間隔は広いですがピンクのテープもあって、道に迷うことはないと思います。

7:18 甚之助非難小屋到着。まだ、雪囲いが取られていないので小屋内は真っ暗。トイレは使えますがヘッデンが必要です。小屋前のベンチで一服して、ここから夏道の黒ボコルートか、冬道のエコーライン直登ルートかをマハー・ヨウメイ正大師と相談。ここは美味しく、この季節にしか登ることが出来ないエコーライン直登ルートにします。このルート北アルプス、乗鞍、御岳がバーンと、すごい景色が楽しめます。 そこそこのトラバースと結構斜度があるルートを登りますので、一応、10爪アイゼンを装着して 7:43 出発。

小屋を出て左側に進み、途中、右へとトラバースします。アイスバーンだとかなり怖いですが、まぁ、落ちても30Mぐらいで止まります。しかも今日の雪は基本グザグザ。って思ってると突然の氷化した斜面。気をつけて進みます。

トラバース後の急な斜面を登った上部、エコーラインまで100Mってところでこの写真のヤブに阻まれます。まぁ、兎に角、藪漕ぎ上等ってことで、半袖&短パンの真夏仕様ups_downsさんがTOPで突っ込みます。背丈ほどの横に寝た熊笹。結構過激な藪です。・・・・なんだかワクワクしだした頃、擦り傷大好き変態達の期待を裏切る10Mポッキリの藪漕ぎ。露出した腕には傷ひとつなく終了。

藪を抜けると、思わず絶叫したくなるような広大な景色が広がります。この景色のための藪漕ぎなんてたいした苦ではないです。モッチーはここらでフクラハギの痙攣がMAX状態に。僕の魔法の薬を、舌下にプシュッで、一時的に痙攣は治まるのですがすぐに再発してしまいます。この薬、即効性の効果は確認できるんですが、持続性が劣ります。そんな訳でゆっくりゆっくりと進みます。

夏道の五葉坂より右側の雪がつながっている部分を登り

9:33 室堂到着です。小屋の人達が重機を使って、除雪作業をしていました。やはり例年よりかなり雪が多いです。

室堂平で一服。まだ、拝殿がこんなに埋まっています。重い重いアイゼンを外して 10:02 御前峰に向けて出発です。

10:33 御前峰頂上到着。奥宮で参拝して、頂上にある亀のレリーフの頭をなでなでします。真っ青、無風。頂上で昼飯にします。お湯を沸かして、久しぶりにまったりのランチ。11:50 本日のオプション 『翠色ってどんな色?』翠ヶ池に確認しに出発です。

翠ヶ池へと向かう夏道はほぼ雪の下。剣ヶ峰とのコルまでは、結構な斜度が続きます。グザグザの雪なのでアイゼンなしでも?と思い下り始めますが、日が当たらない斜面なので一部氷化した部分が突然現れ、安全第一、アイゼンを装着しました。

写真、先頭で下っているのがハラヘッ太さん。こちらはハードシェルパンツの厳冬期仕様。この真夏のようなうだる暑さの中、どういう名称の変態プレイなんでしょうか?

そんな訳で、安全地帯をテクテクと。周りには僕ら以外は全くいません。

で、TOPの画像の12:25 翠ヶ池が現れるわけですよ。

もうね、チキンレース。誰が池の真ん中までいけるか?当然、ヨウメイさんが突っ込む訳ですが。注)ちゃんと安全には配慮しております。

翠色を確認したことだし、後は下山。12:35 ショートカットだか、遠回りだかの雪があるから歩ける斜面をテクテクと弥陀ヶ原に抜けて、砂防をトットと下り、15:00 別当出合到着。


雪は、まだまだたくさんあります。山スキーの方も、担ぎが多い修行の登りと下りになると思いますが沢山登っていました。エコーライン直登ルートは藪漕ぎマニアじゃなければ、もう無理かな?黒ボコの下辺りはクサレ雪なら大丈夫だけど早朝の凍みた状態だとちょっと怖いかも?雪に慣れている人ならノーアイゼンで大丈夫だけど、慣れてない人ならアイゼンがあった方がいいと思います。そして、時間的体力的に余裕があれば、今の時期しか見られない、雪の中の翠ヶ池まで翠色を見に行ってください。ほんとすげぇ綺麗だから。近くから見ると・・・だけど。


そして、帰りに百万貫岩周辺でボルボルをちょっとだけして、みんなと夏の再会を近いアバヨと。市ノ瀬で飲んだサイダーうまかったなぁ~。




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