雲海に浮かぶ山、西穂独標

koji

2009年12月14日 21:12

2009年 12月13日 西穂独標


雪、降らね~。ホント、フラネェ~。

白山のゲートも閉じたし、地元の山も雪はなし。ロープウェイで、お気楽に雪踏んで来ますか。ということで今回は西穂独標に行ってきました。
新穂高は、分厚い雲に覆われドンヨリ曇っています。またか・・ガスガスの中を歩く覚悟を決めて、ロープウェイに乗り込みます。満員の乗客の殆どは観光客、その中に数人の登山者が紛れ込んでいます。こんな寒い中、山に登るなんて変態です。いい意味でね。

せっかく、こんな山奥まで来たのに1m先も見えないガスの中、ロープウェイ内は重い空気です。

が、終着駅間際、分厚い雲を突き破り、眼前には雲海が広がります。その海の中に山々が、島々の様にポッカリ浮かび、最高の景色が広がります。観光客、大興奮です。俺も、ニタニタします。おおお、ダメだと思ったが、反転、最高の景色が用意されていたとは・・・感動の作用反作用効果・・・一段と盛り上がります。山の神は、なんと憎い演出を・・・・イケズ!



9:22 西穂高口駅出発。ユキスクネェ~。先ずは西穂山荘まで、久しぶりのアイゼン歩きを楽しみます。ザクザクザク、なんだかワクワクしてきたぞ。


10:13 西穂山荘到着。山荘には入らず、軽く行動食をとって、そのまま独標に向かいます。向こうが乗鞍岳。手前が焼岳。


遠くに白山が見えます。今年は一回しか登れませんでした。

稜線に出ると軽く風があります。さすがにジャケットを着ます。ここまではフリースで。12月の穂高なんですが・・・。ストックをピッケルに変え独標に向かいます。ピッケルもワクワクさせるアイテム、なんだかメチャメチャうれしぃっす。


山荘から1時間程で見えてきました。奥のトンガリ君がピラミッドピーク、そして、手前のズングリ君が本日の目的地、西穂独標です。


いよいよ、取り付きます。しかし、雪、少ないですね。岩、出まくりです。一部、氷でツルツル。足の置き場、手の置き場を失敗するとツルッと行ってしまいます。


で、ツルッと行ったら、この右側を転がっていきますね。落ちたくないので慎重に登ります。アイゼンを引っ掛けないように・・・。


11:34 西穂独標到着。向こうに雲に浮かぶ笠ヶ岳が見えます。


ryo君にもらった高級品『寅屋』の羊かんでエネルギー補給します。一番向こうが西穂高岳頂上です。


風もなく、マッタリ景色を楽しみます。約3ヶ月ぶりの山です。一番向こうに見えるのが乗鞍岳です。焼岳もいつもの様に煙を吐いています。この稜線を歩いてきました。雪、少ないですね。

11:54 下山します。独標からの下りは、やっぱり慎重に。アイゼンをズボンに引掛けないようにチョットずつ下ります。


そして、ご褒美の西穂山荘名物?ラーメンを食らいます。今回はトンコツ。沸点が低いので麺は微妙なんだけどスープは最高。山荘までなら余裕です。ぜひぜひ、人が少ないこの季節に食べに行ってください。


13:18 西穂高口駅到着。あの分厚い雲に突っ込んで行きます。

登り 西穂高口駅 9:22 - 10:13 西穂山荘 10:22 - 11:34 西穂独標
下り 西穂独標 11:54 - 12:24 西穂山荘 12:45 - 13:18 西穂高口駅

3ヶ月ぶりの登山です。お陰でカカトが靴擦れで皮がベロリンチョス。久しぶりの靴擦れです。靴擦れって痛いんですね。取り敢えず雪も踏めたし、天候も良かったし、大満足の山登りでした。今週は、いよいよ地元にも雪が降るようです。スタットレスに変えたし準備は万全。雪、ドーンと恋。雪、好きなもんで・・・



あなたにおススメの記事
関連記事