憧れの錫杖ヶ岳

koji

2014年10月20日 22:50

2014年10月19日 錫杖ヶ岳左方カンテ


2011年、日帰りでぐるっと回ってきた笠ヶ岳、あのヘロヘロの下りで眺めた大岩壁。ヨウメイさんといつかは・・と誓った錫杖ヶ岳へ、やっとこさ攀じ登ってきました。


今回も、去年の雪彦山に続き、やっぱりM師匠とヨウメイさんの3人。福井を夜出発して中尾温泉で前泊です。

久しぶりにヘッデンを灯し、まだ真っ暗な中 4:50 中尾温泉を出発します。クリヤ谷をテクテク、6:08 一般道を外れ取付きへと。途中、クライマー達のテントを横目に結構激しい道を取付きに向かいます。テープもあって、草も刈られていてソコソコ・・・本当にそこそこ歩きやすいです。

6:40 左方カンテ取付き。まだ、誰もいません。僕らが本日の一番のりです。

7:05 クライミング開始です。今回、ヨウメイさんが5P以外、すべてリードでヨジリます。当然僕は、セカンドです。

2P、ヨウメイさんがロープを張っていきます。それをビレイする僕。2P余裕かと思えば、途中、ちょっぴり緊張のムーブ。

2P終了点直下です。紅葉が綺麗ですね。LOVE&PEACE!

で、核心の3Pです。ヨウメイさん、いつもの様にモゾモゾ言いながら余裕で核心突破。後から聞くとヒョイと手が届いたとか・・・。写真はモゾモゾ、ムーブを探しまくるが正解が見つからず、なんとかロープを掴み核心突破の僕。あの薄被りのエッジにヒョイと手が届くんだから・・・。

4Pは、買ったばかりのザックが、擦れて穴開くんじゃないかというぐらい割れ目をグリグリさせながら何とか突破。

5PはM師匠がリード。プロテクションが全く取れないフェースを10m程ランナウト、落ちたらグランド間違いなしです。セカンドの僕は、右クラックというかチムニーをコレまたグリグリさせなが登り、途中、目の前にあるサビサビリングボルト2本にヌンチャクを掛けてA0で終了点へと。

6P リードのヨウメイさんに右手側にもスリングを垂らしてもらい、何とか出だしのチョックストーンをノッコし後は、またグリグリで相当ザックにダメージを与えながらグリグリと・・・左に移ると結構な高度感。終了点にいるヨウメイさんに『どうすんだー』とHELP!・・・ ヌンチャクでA0突破だと、必死にヌンチャク掴んで、ズリズリと終了点へと・・・フゥ~。

今回は、6Pでクライミング終了です。後続パーティを待って、狭いテラスに7人。

注文コースが空いたことを確認してロープダウン。M師匠が、懸垂下降をセッティングで先ずは1P下降。2Pの支点はまぁまぁ、3人は余裕のテラス。3Pの支点は、コレまた狭い狭い。ホント生きた心地がしない地上40mの狭い岩の上でオチョキン(正座)して、懸垂下降の順番を待ちます。

3P、ヨウメイさんの懸垂下降。


13:00 やっとこさ地上に。生きてるって素晴らしい。


クライミングシューズで、シューズをデポした左方カンテ取付きまで下るのが、ハンパ無く爪先が痛かった。取付きで、遅めのランチ。

13:50 下山開始。 15:14 中尾温泉到着。


天気も良くて、風も無くて、涼しくて、最高のクライミング日和でした。ヨウメイさんは段々とクライミング能力を上げて行っています。僕は、何だか最近、高所恐怖症になってしまったのか、結構ビビルんです。加齢?まぁ、何とかインチキしながら登れましたが、今回位が限界点なのかなぁ?と思います。

来年は、ヨウメイさんと、錫杖ヶ岳本峰のピッケルを見に行こうと・・・・。兎に角、みんな怪我も無く、クライミングが楽しめたことがナニヨリ。


さぁ、まだ岩登りが続きます。その後はキノコ。そして、スキーですよ。まだまだ、楽しいシーズンが続きます。





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