2008年7月12・13日 唐松岳
今回は嫁の命令で唐松岳。07'9月号「山と渓谷」に載っていた山荘の写真にヤラレたらしい。オレ的にはなんで唐松岳?って渋い選択に???だったんだけど
怖いかわいい嫁さんの言うことには絶対服従。ワン!福井から後立山だとさすがに日帰りは無理。ということでテントを担いで登ってきました。
黒菱林道最終駐車場からすぐリフトで上がれるんだけど今シーズン?は休業。牛が放牧されている所を地面に撒かれているクサイ爆弾を踏まないように慎重に進みます。
オリンピックのダウンヒルのスタート地点まで登るとリフトに乗って八方池山荘まで上がります。
1時間ばかし、八方池までは観光客といっしょに登ります。高山植物を見に来てるおばちゃん達はさすがに慣れているのかそれなりの格好なのですが軽いノリできちゃった若いカップルなんかはサンダルやパンプスで登っていきます。はじめは木道が続くので楽なんですが次第に雪渓を歩いたり大きな石がゴロゴロしてる所を歩くのでたぶん池までは無理でしょう。
池を越えたあたりから登山道に入ります。樹林帯の中を歩いたり雪渓を歩いたり地元の里山を歩くのとあまり変わらない登山道ですがたまに見える景色がぜんぜん違います。後立山連峰、白っぽい山肌に明るいグリーン。めちゃくちゃキレイじゃん。なんで緑の発色がこんなにキレイなんだ?
ってガスってきたよ。10メーター先が見えないよ。
山荘手前の登り。もうガスガスでスレ違う人みんな髪の毛濡れ濡れ。
このガスのせいで単独行の女性が遭難騒ぎを起こし山荘がざわついていました。(のち無事山荘まで着ました。)
この階段を登って降りたところが山荘です。受付で天場代金(500円×2人、トイレ代200円×2人)を払いガスの中テントを張りました。今回は山荘のすぐそばというか軒下で張れたのでラッキーでした。ガスの中なにもすることがなくテントの中で昼寝してると外がザワザワと・・・・中から覗くと・・・剱、立山連峰がバーーーン。大パノラマです。おいおいこの天場、一等地ジャン。
立山連峰、剱と怖い嫁。
今夜はカレー。感激!翌日の青空を願い風でバタバタとうるさいテントの中眠りに付きました。
日の出前に起き、頂上に向かって歩きます。日頃の行いが良いので本日は晴れ。
太陽の光を背中に受け淡々と頂上に向かいます。
テッペン到着。
頂上直下から山荘を望む。山荘前の5ドットぐらいの黄色い点がオレのテント。
朝の光の中色とりどりのカッパを着込み太極拳を踊っている人々。(うそ)
天場UP。手前の50ドットぐらいの黄色がオレのテント。(本来の天場は山荘下の傾斜地になります。写真右下辺り。)
朝の5時ぐらいからヘリで改築中の山荘の材料と食料を荷揚げしてました。霧の中ヘリ飛ばすなんてスゲェー。嫁は生まれ変わったらヘリの操縦士になることに決めたらしいです。
朝飯は定番棒ラーメン。山で食うとなぜかうまい。家で食うとなぜか***。
山荘直下のガケでなんか珍しい花、発見。
本日は超晴れ。名残惜しいですが帰りのことを考え下山開始です。
写真右下が八方池、向こうに見えるのが不帰の嶮と不帰のキレット。いつか縦走します。
今度は、白馬から縦走で寄ります。
登り 黒菱林道最終駐車場 9:00 - 唐松岳頂上山荘 13:20
下り 唐松岳頂上山荘 7:55 - 黒菱林道最終駐車場 11:00
(天場から頂上まで走って、登り4分下り2分。)
帰りは二日間の垢を『十郎の湯』で流し、大町山岳博物館に寄り道。ここ結構楽しかった。でも箱物行政・・赤字だろうなぁ。