先ずは、K2 HellBentからTLTを外します。
取り付け時木工用ボンドを使いましたがコレが結構な固着力。ゲレンデで5回使っただけですが全く緩んでいません。・・・ って当たり前か。
くっついたボンヌ・ママン(
ジャム瓶)のフタはお任せ下さい。・・・の僕の腕力、余裕でビスを外します。さすがトルクスネジ、コジル事もなく力が入りました。
ドライバードリルに6.3ミリのSドリルを装着。自作ジグで垂直&深さ9.5ミリの穴をあけます。
穴周りをキレイにして2分5里(5/16)のタップでネジを切ります。この工程は
ググれば丁寧に説明している
ブログが沢山あります。
で、多くのサイトでは仕上げタップのみでネジを切っています。が、、、、。
タップは
「先」「中」「仕上げ」って3種類あるんです。仕上げタップから始めると穴に先っぽが入らずグラグラなんです。
ジグを使ったり、ボール盤を使ったり、皆さん垂直を保つ為にアイデアで勝負していますが、僕の場合はまず中タップを穴に突っ込んで、出来る限り垂直をキープしつつ、浅くネジを切ります。※先タップ、中タップは先が細いんです。でも、先タップだと細すぎて底突きするためダメ。
そして仕上げタップで深くまでネジを切ってと・・・2種類のタップでネジを切りました。まぁ、感覚なんで垂直に関して精度的には多少劣るでしょうが、現実的に使用上殆ど問題ないと思います。そこは適当なB型なんで、、、。
今回は仕上げタップも使いましたが恐らく中タップだけで良いと思います。インビスをねじ込む時、多少力が要ると思いますがネジが切れますしね。・・・ 梅雨シーズンに入ったらDYNASTARの板をインビス加工しますので試してみます。
さぁ、ネジも切れたし、インビスを挿入します。
M5×40 ナベ頭ビスにナットを入れて先っぽにインビスを付けてねじ込みます。
僕が作業して思った注意点は、エポキシボンドは適量にってこと。今回、
コニシのE250を使ったんですが、雑な性格故大盛りで穴に入れました。当然、インビスをねじ込むとコレまた特盛でボンドが溢れてきます。その溢れたボンドがナット&M5のビスに付いて、エライ難儀しました。また、硬化後はみ出したボンドを取るのも超難儀。化石を掘り出すみたいに小さなノミと小さなハンマーでトントンして取りました。
ホント、ボンドは少量でOK。それでも特盛好きの食いしん坊はM5ビスとナットを数セット用意した方が良いですよ。ベトベトになりますから。
さて、1日待ってエポキシ硬化後、早速TLTを付けてみます。
ビスには、ナベ頭、サラ頭、トラス等色々種類があるんですが、ナベ頭・トラスは首下から、サラ頭はサラ上からサイズ表記されます。
TLT SPEED RADICALに付属しているビスのサイズは12ミリです。 ・・・ のでインビスの厚みを抜いて装着するビスは、ティップ部にM5×10 サラ頭 4本 とリア部にM5×10 ナベ頭 4本 になります。※長さ12だと底突き感がありました。
また、ねじには六角穴付き、トルクス等ありますが、僕は入手のしやすい + プラスねじを使います。トルクを掛けるとコジリ易いので、六角穴付、トルクスの方が、モアベターよ。(c)
小森のおばちゃま
因みに、プラスねじを日本に最初に持ち込んだ人は、ホンダの創業者
本田宗一郎。それまではマイナスネジを使っていたんです。これ豆知識。
インビスとTLTの合体も確認しました。後は
前回同様、DYNASTARの板にTLTを付けて終わりです。
今回の作業で、一番のキモはインビスを挿入する工程だと思います。でも、DIYだとコツを掴んだ所で終わるんですよ。可能なら要らない板で試した方がいいかも?インビスが無駄になるかもだけど。
さぁ、軽い山スキー用の板が出来ました。これで足がつらずに歩ければいいのですが。
--- 14/3/9 追記 ---
今シーズン、最後の寒気団?ヘルベントにTLTを再装着して白馬コルチナスキー場に行ってきました。ネジの緩み止として、
ロックタイト222を使用。結果、まったく緩みナシ。激パウダー滑降なんでビンディングにはそれ程負担はかからなかったものの、それでも調子に乗って板を飛ばすこと2回、10M程後ろ向きに落ちること1回。インビスも問題なし。でした。
--- 15/2/24 追記 ---
結局のところ、ヘルベントには
スポーツたきぐちで、激安ゲットしたSALOMON GUARDIAN WTR16を装着。ゲレンデでしか使わないし、やっぱりシッカリしたブレーキ付きビンディングは安心で楽ちんなんで。
あなたにおススメの記事