やまもげら

2012年6月23日 槍ヶ岳


『さぁ、山のぼるぞ！山のぼるぞ！山のぼるぞ！』いつものマントラを3回唱え、3年ぶりのイニシエーション”日帰り槍ヶ岳”に行って来ました。

今回の信者達は、総勢7名。こんな大人数で日帰り槍ヶ岳が出来ることをグルに感謝します。

真っ暗な中、ヘッドランプを点しクマ鈴を鳴らし 3:19 新穂高登山者駐車場を出発です。まぁ、こんな大人数なんでクマは寄ってこないでしょう。先ずは林道歩き。 4:48 白出小屋の辺りから徐々に明るくなります。林道最終ポイントには、ベンチと登山者用の簡易トイレが新しく設置されていました。お世話になる人もいるでしょう。

チビ谷に今にも崩れそうなスノーブリッジが出来ていました。キケンなんで上を歩かず、渡渉して先に進みます。

5:45 滝谷避難小屋。修行を積んだ マハー・ヨウメイ正大師ぐらいになると、たった3時間ばかし歩くだけで脳内麻薬が簡単に分泌され、疲れない体（イワユル究極体）を得られる訳です。ただ、その代償として写真の様な不可解な行動が ・・・ 。

滝谷の沢に掛かる橋を渡ります。緑のマハー・ヨウメイ正大師、前を歩くサマナ モッチーを究極体へと導いています。マントラを唱えながら両手を広げ、不安定な一本橋を渡る修行中。※本当はシッカリ安定しています。

6:41 槍平小屋到着。みんなで蓮華座を組んで 20分ほど瞑想します。 穏やかな気持で 7:00 出発。7:30 穂高稜線から太陽が登って来ます。この大喰沢の枝沢を12本アイゼン＆ピッケル装備の3人（ups_downs、ハラヘッ太、ryo）のサマナ達が詰めて行きました。どうやら、上はヤブヤブで結局引き返すことになったようですが・・・・誰にソソノカサれたってか？オレだよ！

結局、みんなで飛騨沢を登ります。雪は、幸いな事に程々に締まっていて、程々に緩んでいる、、、キケンを感じず登ることが出来ます。マハー・ヨウメイ正大師は、すでに蓋が開きっぱなし、ダダ漏れエンドルフィンによって疲れ知らず、アッちゅう間に登り切ってしまいました。僕は、休み休み登り、30分遅れの2番手で到着。順次、サマナ達が到着してきます。ビリッケツはryo君。おっさん達に囲まれた唯一の20代、まだまだ若い体ゆえ分泌が足りないのでしょう。

10:48 飛騨乗越到着。このルートで、どーんと槍ヶ岳が初めて見える場所です。槍ヶ岳がちょっとお辞儀して「ヤリましたねぇ～」と褒めてくれます。※脳内麻薬による幻覚かも？

過酷な登りを終えたヨウメイ正大師、突然、この岩をボルダリング。もちろん、これもダダ漏れ故の・・・です。

大喰岳方面。夏道はすでに出ていますね。って、待てよ～　・・・　その夏道をよ～く見ると、じゅん君が突っ走っています。始まったんでしょう。うん。

11:13 槍ヶ岳山荘到着。そのまま、すぐに先っぽへ・・・

サマナ モッチーが先頭で登ります。モッチーも、蓋が開き漏れ始めてきたんでしょう。不規則に奇声を発しています。良い現象です。究極体へと近づいています。

数時間に渡る過酷な登り（プレイ）を経て、やっとこさ先っぽという”ご褒美”を敢えて放棄する、過激な荒行修行中のハラヘッ太さんが僕達を山荘前から撮ってくれました。人間って小さいんですねぇ～。

2番手を行くじゅん君も、いい奇声を発しながら登っています。開いてきたかぁ？

はい。イッパイ漏れていま～す。さすが正大師。

久しぶりの槍ヶ岳頂上。来る度に違う様な？・・・。狭い頂上には、僕ら、ヤマノボリ真理教の信者だけです。やっぱり、槍ヶ岳は人が少ない今の時期に限ります。

手と手を合わせ・・・槍だけに、ヤリぃ！

おっさん達は、取り敢えず和みます。まだまだ、これからです。日帰りは、これから・・・下りがグッとくるんです。

13:10 槍ヶ岳山荘出発。飛騨沢は一気に、駆け足で下ります。今年は、雪が多いせいか、かなり下まで下れました。

14:23 槍平小屋 ・・・ 17:18 みんな元気に新穂高到着。ロープウェイ駅で、わさびソフトクリームが食べたかったのに・・・時すでに遅し。えらく悲しかったなぁ。


登り 新穂高登山者用駐車場 3:19 - 11:13 槍ヶ岳山荘
下り 槍ヶ岳山荘 13:10 - 17:18 新穂高


久しぶりの穂先でした。単独も気楽でいいんですが、やっぱり、大人数で登るのはかなり楽しいんです。さぁ、これからも信者を増やし、ドバドバ分泌させて行きましょう。。

『ヤマノボルゾ～！ヤマノボルゾ～！ヤマノボルゾ～！』