やまもげら

コトの発端は、いまるぷさんのページだ。コーヒーに目がない我が家は、その余りにも単純化された水出しコーヒー抽出法にヤラれてしまった訳である。さっそくパクらねば。

家にはビンの類が沢山ある。その殆どは嫁が天然酵母を醸す為に利用している物だ。今回のビンからはほのかに酒粕の香りがする。まぁ、いい。コーヒーの芳醇な香りで、その甘ったるい醗酵臭を陵辱するのである。

いまるぷ流レシピを読む。なぬ！汲みたて井戸水。おお我が地域は名水100選。家中の蛇口から地下水が出てくるのである。風呂も水洗トイレまでもが井戸水なのである。




豆は、エスプレッソ用にストックしているLavazzaを使うことにする。イタリアーノである。




おおお、なんと言うことだ。ジーザズ・クライスト！ガッデム！通常のドリップコーヒーと同じ配合でやってしまった。計量スプーン一杯（15g)に150ccの井戸水。後でレシピを読み返してみると全然粉が足りないではないか・・・後の祭りである。

自分の読みの浅さに嫌気がさすのである。ドウリデ師匠と比べると色が薄いわけだ。まぁ、いい。24時間戻ることは出来ない。このまま突き進むのである。




ドリップ中である。粉が少ないので数分で終了。




やっぱり、どう見ても薄い、かなり薄い。誰だ？失礼だなぁ。断っておくが僕の毛髪のことではない。




シロップたっぷり、比重どっぷりなミルクを用意。


....

コーヒーをバースプーンでワンクッションさせ、混ざらぬように静かに注ぐのである。




ほうら、出来上がり。味は？聞かないでくれ。やはり粉が少なすぎたようだ。されど、しっかりコーヒーの味と香りはあり、これはもう少しレシピを追求すべく実験を繰り返すのである。いま、冷蔵庫には組合せ数種のビンが並んでいるのである。なんせ、ビンは沢山あるので・・・。

うちの嫁は、『無邪気に喜んで、まぜていいの？　』なんて聞かずに普通に自然にすでに混ぜていたのである。家庭内の立ち位置が良く分かる出来事である。

早く、うまいコーヒーをガブガブ、がぶりんちょす。飲みたいのである。
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注）オマージュである。次回からはいつものやまもげら。