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2011年09月12日

日帰り笠ヶ岳

2011年9月10日 笠ヶ岳


日帰り笠ヶ岳

やっぱ笠ヶ岳なんだよなぁ。

急登らしい笠新道。これは急登好きとしては登っておかないと・・・という訳で、2年前ちょこっと槍に登ってきたメンバーで、ちょっくらグルッと回って来ました。


深夜の新穂高登山者用駐車場は、ほぼ満車。かなりの人が山に入っているようです。3:50 新穂高登山指導センターで登山届を出し出発です。


日帰り笠ヶ岳
真っ暗ななんか出そうな左俣林道を歩き 4:50 笠新道登山口。さぁ、ここから大好物の急登が始まります。


日帰り笠ヶ岳
空が明るくなり、向こうの焼岳からケムリが上がっているのが見えます。いい天気になりそうです。


日帰り笠ヶ岳
登山道は危ない所もなく程良く手入れされていて登りやすいです。両手を使うような登りはなく、程々の傾斜がズット続く休ませてくれない登山道です。


日帰り笠ヶ岳
穂高稜線が見えて来ました。2週間前はあっちの穂高を眺めていたんだなぁ~。


日帰り笠ヶ岳
と、急登の苦しさを程良く感じ、いい感じになってきた頃 2472の稜線をノッコシます。視界が開け、なかなかの景色の杓子平、お椀状のカ-ルが日常のヤサグレた心を癒やしてくれます。

ただ、もうすぐだと思っていた抜戸岳と笠ヶ岳が、まだまだ遠くに見えます。まだ、あんなにあるのかよぉ~と、なんだか?みんな興奮気味。まだ登れるのが嬉しいんです。

やや岩ゴロゴロの登山道を登り、取りあえずということでヨウメイさんと二人 8:58 抜戸岳のピークは踏んでおきます。


日帰り笠ヶ岳
ピークには興味がない、笠に向かって先行してるSを稜線の中、追っかけます。左手には、播隆平が。

200年近く前、槍ヶ岳を開山した播隆上人もこうやって眺めたのか?あの雲の中から阿弥陀様が現れたのか・・・?今、現れたら腰が抜けるだろうなぁ。ヤバイだろうなぁ。なんて妄想しながら進みます。


日帰り笠ヶ岳
穂高の稜線を眺めながら、なかなか感じの良いテン場を過ぎると、木の香りが漂っていそうな真新しい小屋 10:06 笠ヶ岳山荘到着。

もう、ずっと小屋でラーメンを食べようと、かなりのラーメン腹だったんですが、残念ながら時間的にまだ用意が出来ないみたいで、仕方なくカレーとコレクションしている手拭いを頼みます。

小屋の前で、最高の天気・心地良い気候の中、1時間程景色を楽しみます。11:03 小屋を出発します。下山です。


日帰り笠ヶ岳
11:18 笠ヶ岳頂上。頂上に立つと思うんですよ。今触っている岩は遥か昔からここにあって、数100年以上昔の人もこうやって同じ岩を触って、また、数100年後も誰かがこの岩を触るんだろうと・・・。人間は変わっても山は変わらない、山の時間の中では、人間の一生なんてアッという間なんだろうなと・・・。で?


日帰り笠ヶ岳
さぁ、クリヤ谷へと進みます。遠く、麓の街が見えます。すげぇー遠い。


日帰り笠ヶ岳
まずは、こんな岩が重なっている登山道を下ります。所々、浮き石がありますがヤバい感じではありません。


日帰り笠ヶ岳
岩ゴロゴロを過ぎると、こんな感じのハイマツ帯を進みます。天気が良くて暑いっす。


日帰り笠ヶ岳
一部、登山道の崩壊が進んでいます。近々、通れなくなるのかなぁ?


12:32 雷鳥岩で20分程休憩。雷鳥岩を、ビビリながら途中まで登ったり無駄にHPを消費します。

2400を過ぎたあたりから、登山道の岩が日陰の為か濡れているため滑ります。滑らないよう意識しながら下るため、スピードが出せず、また、ボディーブロー的に精神的、肉体的にダメージが溜まります。

2000の水場で一服。湧きでたばかりのキンキンに冷たい水で顔を濡らしHPを回復(ベホイミ位)させます。

錫杖岳の大迫力岩壁をいつかは!とヨウメイさんと眺めながら。心が折れそうになりながらも下山し、やっとこさ 16:27 槍見舘到着。

対岸に渡り、すぐの自販機でサイダーを買って幸せな一時。不便な山を歩くと、こうやって簡単に冷たいジュースが買える、当たり前のことですら幸せに感じてしまうのです。

ダラダラとアスファルトの道を歩き、みんな無事に 17:10 新穂高登山者用駐車場到着。


登り 新穂高登山指導センター 3:50 - 10:06 笠ヶ岳山荘 11:03 - 11:18 笠ヶ岳
下り 笠ヶ岳 11:20 - 16:27 槍見舘 - 17:10 新穂高登山者用駐車場


笠新道は、確かに急登ですが、程々に整備がされていて景色も良くて、とても登りやすい登山道です。あんなに駐車場が混んでいた割には殆ど人はいなくて、静かな登山が楽しめました。ただ、クリヤ谷は、かなりキツイですね。ホント、なんか強力な理由がない限り、もう通りたくないです。マニア向きな登山道だと思います。注)かなり厳しいですが、特別荒れていてキケンとかではありません。十分、一般道です。


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この記事へのコメント
これまたいい天気でよかったですね~。
笠ヶ岳、日帰りしんどそうだな~、でも1泊では物足りなさそうなコースだな~と思ってた山です。日帰りで行けますか。

下から3枚目の写真、結構やばく見えますが大丈夫なんですか?
昨年、焼岳登ったときに間違えて立入禁止の南峰に向かって登りかけましたが、似たような感じの蟻地獄のような道でした。

下山後の冷たい一杯と一風呂は格別ですね。
Posted by Ryo at 2011年09月12日 21:46
時間をフルに使いきってますね?!
こうゆうとこ、ソロで登るにはまだまだ経験値が足りないなー
平日休みが多いのもあるので山岳会でも入ってオジサマ達に揉まれてみようかしら?
と最近思ってます。
あー羨ましい急登ですこと。
Posted by じゅん at 2011年09月13日 03:04
Ryoくん。

結構、岩はしっかりしていて写真で見るより大丈夫。
まぁ、コケてもヤバそうなところじゃないし。イテェ~で済みそうな所。

Ryoくんには、クリヤ谷から登って、笠を通過して双六(泊)って感じで
やってもらいたいなぁ。そうすれば、2年前歩いた線が槍まで繋がるじゃん。

下山後の風呂の為だけに、汗をかいて汚れてるんじゃないかというぐらい
汚れれば汚れるほど気持ちがいいね。

年内に、ヨウメイさんと白山行こうって話してるから、今度は誘うね。
もちろん、砂防登って、砂防下るなんてプランじゃないけどね。
Posted by koji at 2011年09月13日 18:26
じゅんくん。

ソコソコの所を、一日で登り降りするには朝早く出ないとダメなんだよ。
で、そうすると出発時は真っ暗。

この真っ暗な登山道を歩くっていうのがかなりのハードルで
ソロだと怖いんだよ。幽霊とか野生動物なんかが。
今回だって一人じゃ絶対にイヤだなぁ。左俣の林道、ナンカ出そうで怖いし。

多分、笠新道ピストンなら、明るくなってから問題なく行けると思うよ。
剱みたいに高度感があるようなところないしね。ガンバ!

山岳会、入る会を間違わなければいいんじゃない?
やっぱり、仲間が増えると楽しいよ。
Posted by koji at 2011年09月13日 18:37
おつかれさまでした~。
計画に加え、往復の運転までありがとうございました!!

笠、なかなか良い山でしたね!
普通にテント泊でも、結構楽しめそう。
緑ノ笠行きたいかも!?

クリヤ谷はもういいけど(笑)、錫杖岳が間近に見れたのはよかった。
翌日、センターでOYAJIさんに聞いたんだけど、やはり途中までは同じ道らしいです。
いつか左方カンテ行きたいですね!!
Posted by ヨウメイ at 2011年09月13日 20:15
ヨウメイさん。

お疲れさんでした。

笠、良かったね。テン場の雰囲気も景色もナカナカだった。
あと、北アルプスなのに人気の穂高ではないので人が少ないのもいいね。

ほう、センター行ったんだ。
こっちは、翌日は海に釣りにいったんだけど、太もも、ふくらはぎが筋肉痛で
ヘコヘコ歩きでした。クライミングなんてとっても無理な状態でした。すげぇーな。

御在所岳、参加表明しといたから。
お天気いいといいけどね。
Posted by koji at 2011年09月13日 21:50
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