日帰り笠ヶ岳

koji

2011年09月12日 20:54

2011年9月10日 笠ヶ岳



やっぱ笠ヶ岳なんだよなぁ。

急登らしい笠新道。これは急登好きとしては登っておかないと・・・という訳で、2年前ちょこっと槍に登ってきたメンバーで、ちょっくらグルッと回って来ました。

深夜の新穂高登山者用駐車場は、ほぼ満車。かなりの人が山に入っているようです。3:50 新穂高登山指導センターで登山届を出し出発です。


真っ暗ななんか出そうな左俣林道を歩き 4:50 笠新道登山口。さぁ、ここから大好物の急登が始まります。


空が明るくなり、向こうの焼岳からケムリが上がっているのが見えます。いい天気になりそうです。


登山道は危ない所もなく程良く手入れされていて登りやすいです。両手を使うような登りはなく、程々の傾斜がズット続く休ませてくれない登山道です。


穂高稜線が見えて来ました。2週間前はあっちの穂高を眺めていたんだなぁ~。


と、急登の苦しさを程良く感じ、いい感じになってきた頃 2472の稜線をノッコシます。視界が開け、なかなかの景色の杓子平、お椀状のカ-ルが日常のヤサグレた心を癒やしてくれます。

ただ、もうすぐだと思っていた抜戸岳と笠ヶ岳が、まだまだ遠くに見えます。まだ、あんなにあるのかよぉ~と、なんだか?みんな興奮気味。まだ登れるのが嬉しいんです。

やや岩ゴロゴロの登山道を登り、取りあえずということでヨウメイさんと二人 8:58 抜戸岳のピークは踏んでおきます。


ピークには興味がない、笠に向かって先行してるSを稜線の中、追っかけます。左手には、播隆平が。

200年近く前、槍ヶ岳を開山した播隆上人もこうやって眺めたのか?あの雲の中から阿弥陀様が現れたのか・・・?今、現れたら腰が抜けるだろうなぁ。ヤバイだろうなぁ。なんて妄想しながら進みます。


穂高の稜線を眺めながら、なかなか感じの良いテン場を過ぎると、木の香りが漂っていそうな真新しい小屋 10:06 笠ヶ岳山荘到着。

もう、ずっと小屋でラーメンを食べようと、かなりのラーメン腹だったんですが、残念ながら時間的にまだ用意が出来ないみたいで、仕方なくカレーとコレクションしている手拭いを頼みます。

小屋の前で、最高の天気・心地良い気候の中、1時間程景色を楽しみます。11:03 小屋を出発します。下山です。


11:18 笠ヶ岳頂上。頂上に立つと思うんですよ。今触っている岩は遥か昔からここにあって、数100年以上昔の人もこうやって同じ岩を触って、また、数100年後も誰かがこの岩を触るんだろうと・・・。人間は変わっても山は変わらない、山の時間の中では、人間の一生なんてアッという間なんだろうなと・・・。で?


さぁ、クリヤ谷へと進みます。遠く、麓の街が見えます。すげぇー遠い。


まずは、こんな岩が重なっている登山道を下ります。所々、浮き石がありますがヤバい感じではありません。


岩ゴロゴロを過ぎると、こんな感じのハイマツ帯を進みます。天気が良くて暑いっす。


一部、登山道の崩壊が進んでいます。近々、通れなくなるのかなぁ?


12:32 雷鳥岩で20分程休憩。雷鳥岩を、ビビリながら途中まで登ったり無駄にHPを消費します。

2400を過ぎたあたりから、登山道の岩が日陰の為か濡れているため滑ります。滑らないよう意識しながら下るため、スピードが出せず、また、ボディーブロー的に精神的、肉体的にダメージが溜まります。

2000の水場で一服。湧きでたばかりのキンキンに冷たい水で顔を濡らしHPを回復(ベホイミ位)させます。

錫杖岳の大迫力岩壁をいつかは!とヨウメイさんと眺めながら。心が折れそうになりながらも下山し、やっとこさ 16:27 槍見舘到着。

対岸に渡り、すぐの自販機でサイダーを買って幸せな一時。不便な山を歩くと、こうやって簡単に冷たいジュースが買える、当たり前のことですら幸せに感じてしまうのです。

ダラダラとアスファルトの道を歩き、みんな無事に 17:10 新穂高登山者用駐車場到着。


登り 新穂高登山指導センター 3:50 - 10:06 笠ヶ岳山荘 11:03 - 11:18 笠ヶ岳
下り 笠ヶ岳 11:20 - 16:27 槍見舘 - 17:10 新穂高登山者用駐車場


笠新道は、確かに急登ですが、程々に整備がされていて景色も良くて、とても登りやすい登山道です。あんなに駐車場が混んでいた割には殆ど人はいなくて、静かな登山が楽しめました。ただ、クリヤ谷は、かなりキツイですね。ホント、なんか強力な理由がない限り、もう通りたくないです。マニア向きな登山道だと思います。注)かなり厳しいですが、特別荒れていてキケンとかではありません。十分、一般道です。




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