下ノ廊下。日電歩道編

koji

2010年10月26日 18:31

2010年10月23、24日 下ノ廊下 日電歩道


夜中、何回か目を覚ましましたが、昨日の疲れもなく、タップリ歩けそうです。さぁ、今日は未踏の日電歩道です。S字峡、十字峡、白竜峡・・・有名ポイントが続きます。どんな景色が待っているのか?
4:00 起床。やや寒いですが、何とかシュラフから出られました。お湯を沸かし、温かいスープを飲み体を起こします。

隣には、やっぱり、白目を剥いて鼻ちょうちんを膨らませたヨメが熟睡中です。慎重(今日一日を穏やかに過ごすため、とても重要)に起こし朝食を食べさせます。

夜露に濡れたテントをグランドシートごとクルクル丸めゴミ袋に入れ、ザックに突っ込んで撤収完了。5:27 まだ暗い中、ヘッデンを灯して阿曽原を出発です。

長い登りと下りを経ると森の中から鉄筋コンクリートの仙人ダム職員宿舎?が現れます。朝食の用意をしているのでしょうか?めちゃくちゃいい匂いを漂わせています。クマ侵入防止用の柵の扉を開き、構内を進みます。

ダムを越え、対岸に渡り、スノーシェッドの中を数分歩くと景色が広がり吊り橋が見えてきます。

吊り橋をビビリながら通過中、結構、カナリ、揺れます。ヨメは平気に通過。何かが足りてるのか?何かが足りないのか?サスガです。

S字峡の辺りです。かなりの高度感があります。後ろのオレンジの人は針金を掴んで慎重に進んでいます。コレが正常。前を歩くヨメは、両手プラプラ、やっぱり、ナンカ足りないんでしょうね。

この辺りで、ヨメがカメラを奪いとり動画を撮影しました。足=オレ。ウッスラと夫婦のクダラナイ会話が録れてますね。カメラを返せと迫るのに返さないヨメです。

ヨメ、十字峡通過中。すごい水量です。

吊り橋の上から足元を撮影します。水量が確認できますか?

程なくすると、白竜峡が現れます。動画で足元を撮影しました。崩れかけている足場、ここはかなりキビシイですよ。動画、凝視すると酔います。

同じ場所をヨメが通過します。平気そうでしょう?手すり代わりの針金、殆ど持ってないでしょう?どっかオカシイんですよ。頭のズット奥の方がね。

まだまだ、こんな場所を進みます。既に高度感には慣れ、大分飽きてきました。そうです。こんな状態で漫然と歩いているとヤバイんです。気を引き締めて進みます。

崖っぷちを歩くのは終わりました。これからはこんな樹林帯を進みます。標高はあまり変わらないんですが、水平歩道より木々が色づいていますね。

11:15 この河原で昼食を摂りました。ここは、ほんとイワナの魚影が濃いです。釣りセットがあれば、イヤシイ系ヨメにイワナの塩焼きを食べさせてやることが出来たのに・・・。阿曽原を出て6時間、初の大休止です。正直、同じような景色に飽きてきました。11:45 腹も膨らんだし、気合を入れて黒部ダムに向け出発します。

内蔵助谷出会の紅葉です。恐らくMAX紅葉ですね。

やっとこさ、黒部ダムが見えて来ました。でも、ここからが長~い。ダムへの40分の登りが待ってます。

13:20 必死の登りを終え、ダムに到着しました。はぁ~終わった。

ダムからは、アルペンルートで立山駅まで。立山駅のケーブルカーまではスムーズに乗り換え。しかし、交通費高いですね。イヤなら歩けといわれそうだけど。嫌です。



下ノ廊下、かなりヤバイと思います。なんで?人はこんな所を通りたがるのでしょうか?どんな変態なんだ!

僕は、ホントなんか特別な理由が無ければ、もう2度と歩こうとは思いません。その分、やり切った感は大きいんですが・・・紅葉は今週末がMAXかな?紅葉マニアの方、どうですか?まだ計画を立てる時間はたっぷりありますよ?この週末、是非ともトライして下さい。勿論、落っこちないでね。




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